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スタッフブログ

2022/01/13

★棟上げ・上棟式とは★ 新築 リフォームは徳島県 阿波市 プロジェクトホームで♪

★棟上げ・上棟式とは★ 新築 リフォームは徳島県 阿波市 プロジェクトホームで♪

地鎮祭を終えて、家づくりの次なるステップとして行われるのが上棟式(じょうとうしき)。

「準備はどうする?」「手土産は?お弁当は?」「当日のスケジュールは?」などなど初めてのことばかりでとまどいますよね。

古くから行われてきた上棟式の意味をはじめ、やり方や流れ、準備などについて解説します。

棟上げや上棟式について

棟上げ

木造住宅の建築工事では、最後に屋根の上部に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組みになる部分の工程が完了します。

この最後に組む木材が「棟木」と呼ばれているため、骨組みを最後まで作りあげることを「棟上げ(むねあげ)」と呼びます。

また、建前(たてまえ)や上棟と呼ぶこともあります。

棟上げの日は朝から作業を始め、1階の柱から屋根に至るまですべての骨組みを、1~2日で作りあげます。

この日だけは、他の現場の大工さんたちを招集して手伝ってもらうほどの、大掛かりな作業です。

ただし、木造住宅でも2×4工法や2×6工法、プレハブ住宅などでは、棟上げという工程がそもそも存在しません。

上棟式

上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式で、棟上げ式とも呼ばれます。

簡単に言うと家の骨組みを完成させることで、基礎工事が終わって大まかな家の形ができあがるタイミングとなります。

神恩に感謝すると同時に、施主は建築現場の関係者に料理やお酒をふるまったり、手土産やご祝儀を渡したりするなどして、労いの気持ちを表します。

最近では上棟式を行わない方も多くいますが、地域によっては文化として根強く残っていたり、その土地の風習でやり方が異なったりする場合もあります。

棟上げと上棟式のやり方や流れ

上棟式を行う場合でも最近では略式で行う人が増えています。

派手な儀式というよりも、集まってくれた大工さんを含めたすべての人たちに、施主が感謝を伝えたり挨拶をしたりする機会、という意味合いが強くなっています。
簡略化されているとはいえ、上棟式を行うことで、大工さんたちとの距離が縮まり、家が完成したあと何か困ったときに相談しやすい関係が築けるのです。

また、棟上げ以降も気持ちよく工事してもらうことにもつながります。

地域によっては、賑やかに小銭や餅をまく、餅まきを行ったり、華やかな宴会が昔は行われたりしましたが、最近ではそこまで本格的な上棟式を行うケースは減少しました。

また、上棟式をやらないからといって大工さんたちが手を抜くということはないため、最近では上棟式を行わないケースも多くなっています。

棟上げまでの流れ

棟上げ当日、大工さんたちは適宜休憩を挟みつつ、重機などを使いながら一気に骨組みを組み上げていきます。

作業にかかる時間は、建築する物件や季節によって異なりますが、たいていはその日の午後4時頃にすべての作業が終了します。

上棟は家づくりの工程の1つのため、作業スケジュールに沿った日程になります。

もし日程の希望を聞かれたら、吉日とされている大安・先勝・友引を選びましょう。

午前10時頃と午後3時頃に休憩を挟むことが多いため、そのタイミングを見計らって、お昼ごはんや飲み物、お菓子を差し入れて労いましょう。

事前に施主側で用意したい旨を伝え、問題がないようであれば、感謝の意を込めて用意しましょう。

上棟日当日は、他の現場の大工さんたちに応援に来てもらっていることもあり、棟上げ以降の工程も続けて行う場合があります。

また、小雨が降っているなど多少の天候不良に見舞われても、人員や機材の関係で、作業が延期になる可能性は低いです。

上棟式の流れ

正式な上棟式は、神主さんに住宅建築中の現場まで来てもらって行うため、以前は多くの人が神主さんに依頼をしていました。

しかし、近年主流の略式では神主さんを呼ばず、棟梁や現場監督、工務店・ハウスメーカーの人などが代理で式を取り仕切ることが多いようです。

以下では、略式の場合の大まかな流れをご紹介します。

♦上棟式当日の流れ(タイムスケジュール)♦

時間 内容
棟上げ開始 朝から建て方・棟上げの作業開始
10時ごろ お茶やお菓子を出す
12時ごろ 昼食を出す
15時ごろ 【上棟式の準備】
・棟梁が棟木(むなぎ)に幣串(へいぐし)を立てる
・祭壇をつくってお供え物をのせる
随時 【上棟式】
①お清めの儀:祭壇のお清めをする(棟梁)
②お祓いの儀:祭壇のお祓いをする(棟梁)
③降神の儀:祭壇に参拝して御神酒を開栓する(棟梁)
④四方がための儀:建物の四隅に酒・米・塩をまく(棟梁、その他)
⑤御神酒をいただく(全員)
⑥餅まきをする(棟梁、その他)
⑦『直会(なおらい)の儀』施主の挨拶、乾杯(施主)
⑧宴会(全員)
⑨手締めで宴会の終了(全員)
⑩幣串と棟札を祭壇から下ろし、屋根裏に納める(棟梁)

一般的にはこのようなスケジュールで行っていきますが、地域によって異なることもありますので、事前に確認しておいた方が無難です。

直会での挨拶は、これまでお世話になった関係者への感謝と、引き続き行われる工事の安全第一のお願いをシンプルにまとめましょう。


挨拶例としては

「ここにいるみなさまのおかげで、無事に上棟式を迎えることができました。ありがとうございます。本日一気に家の輪郭が形作られるのを見て、楽しみな気持ちがより一層大きくなりました。完成まで作業するみなさまにおかれましては、引き続き安全第一でお願いいたします。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」といった具合です。

特に難しい挨拶ではありませんが、ポイントとして以下の3点は入れるようにしましょう。
・自己紹介
・これまでの感謝
・完成までの協力依頼

また、ご祝儀や引き出物を受け取ることは、ハウスメーカーや工務店などの施工業者によっては禁止されている場合もあります。

ご祝儀を渡したい場合は、事前に受け取ってもらえるかどうかを、担当者に確認しておくと安心ですね。

棟上げや上棟式で準備しておくべきこと

棟上げ作業中の水分補給や、上棟式で出席者が神酒を飲むときのために、紙コップは用意しておくと便利です。

また、儀式で使う神酒や粗塩、洗米も施主が準備するものと考えておきましょう。

さらに、棟梁が飾る御幣や棟札も施主で用意します。

棟札とはお祀りする神様の名前や上棟年月日、施主・設計者の名前などを墨で書いたお札のことで、上棟の記念にもなります。

工務店・ハウスメーカーが用意してくれるケースもあるようですが、自分で用意する場合は神社で入手できます。

当日になって慌てることのないよう、特に上棟式で使う小物は、施主が用意するのか工務店・ハウスメーカーが用意するのかをしっかりと確認しておくとよいでしょう。

おもてなしの準備

作業中に差し入れる昼食や飲み物、休憩時間につまめるお菓子などは、高価なものである必要はありません。

お昼ごはんはスタミナがつくお弁当など、また好みに合わせて選べるよう、数種類用意するとより良いかもしれません。

お茶は人数分、お菓子は2000円前後のものであれば十分。

ただし、大工さんたちの希望によっては「お茶だけでお願いしたい」「差し入れは何も必要ない」という場合もありますので、事前に確認してみましょう。

ご祝儀は、役職によって用意する金額が異なります。

相場は、棟梁が1~5万円、現場監督が0.5~3万円、その他の職人が1人2000円~5000円程度です。

あくまでも気持ちですので、相場よりも低くても問題なく、実際渡さない人も多くいるようです。

上棟式当日の服装

神主さんを呼んで正式な上棟式を行う場合、服装についてある程度の配慮が必要です。

男性:スーツやジャケット・スラックス
女性:長めのワンピース等で肌の露出が少ないもの など

一方で、神主さんではなく棟梁に仕切っていただく場合は、男女ともに派手すぎないカジュアルで問題ありません。
 

最後に

注文住宅を建てることが決まったら、設計から始まって何度も打ち合わせが続きます。

そして、工事が始まると、地鎮祭や上棟式などのイベントが続きます。

完成までは数ヶ月~半年かかるため、費やす時間も労力も建売住宅とは比べものになりません。

ただ、注文住宅はそれだけ大変で費用もかかるからこそ、愛着が湧くという意見も多く見られます。

実際に棟上げに立ち会うと、自分の家が建てられていくさまに感動する方は非常に多いものです。

そのような特別な日に、作業をしてくれた大工さんたちを労い感謝を伝えられれば、きっと思い出深い1日になるのではないでしょうか。

マイホーム購入で迷っている人や、家を建てるところから楽しみたい人は、ぜひ注文住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

注文住宅・規格住宅・リフォーム・リノベーションなど、家づくり・住まいに関することは徳島県阿波市市場町のプロジェクトホーム(敬工務店)にお任せください!

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