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スタッフブログ

2022/01/29

★深刻なシロアリ問題!そして ”蟻道”とは ★ 新築 リフォームは徳島県 阿波市 プロジェクトホームで♪

★深刻なシロアリ問題!そして ”蟻道”とは ★ 新築 リフォームは徳島県 阿波市 プロジェクトホームで♪

シロアリがどのように家の中を移動し、家の木材を食い荒らしていくかってご存知ですか?

お庭の黒アリのように行列を作って入ってくるの?それとも飛んで入ってくるの?

…いえいえシロアリはそのどちらでもありません。

シロアリは、”立派なシロアリ専用道路”を作ってお家に侵入します!

そんなシロアリの立派な道路”蟻道”とは一体どんなものなのかご紹介していきます。

蟻道とは

シロアリは空気の流れ(外気)や光を嫌うため、地表をそのまま歩いて移動することはありません。

”アリ”とは言っても普通の”黒アリ”とは全く違う生き物なんです。

シロアリは地中の暗闇の中をエサを探すために移動します。

そして、たまたま住宅に到達したシロアリは暗闇の床下から建物に使われている木材を目指して地中から地表に上がってきます。

そして地表や柱の表面を移動するために「蟻道」と呼ばれるトンネルの道路を作ります。

ちなみに蟻道は”ギドウ”と発音します。蟻道とは、読んで字のごとく「蟻の道」です。

床下を覗いた時に木材や基礎コンクリートに出来た茶色い土のトンネルを見かけたら、それはほぼ間違いなく蟻道でしょう。

蟻道は「蟻土(ぎど)」と呼ばれる、土壌や木材のカスにシロアリの排泄物・分泌物を練り合わせたものをセメントのようにペタペタ塗り固めて作ります。

基本的には床下のコンクリートや木材に沿わせるように直接、蟻土をくっ付けて蟻道を作るので、トンネルの通り道の形は半円形となります。

蟻道はシロアリのライフライン

シロアリは光や風を嫌うため土で蟻道(ぎどう)を作りその中を移動します。

蟻道は水やエサを運ぶ「水取り蟻道」や「エサ取り蟻道」などに分けられます。

また、蟻道を作ることで移動の際に外敵から身を守ることができます。

つまり、外敵から攻撃されることなく住まいを食害できる状態になっているということです。

一旦、蟻道が構築された住宅は「シロアリに目を付けられたお家」とも言えてしまいます。

蟻道が構築されていく度に住まいは食害が進行していくと考えたらちょっと怖いですよね。

最初は床下から被害が始まることが多いのでなかなか気付きにくいのですが、羽アリやシロアリなどを目にするようになった頃には、すでに繁殖が進んでしまっていて被害も大きくなっていると考えられます。

また、シロアリは蟻道を作って地中から地上へ、地上から住宅へ這い上がってきますので、土台がコンクリートの家屋でも、2階建てでも3階建てでも安心できません。

地表から空中に蟻道が伸びていく

シロアリはレンガ作りの煙突のように蟻土を重ね合せて蟻道を上に伸ばしていくこともできます。

木材やコンクリートなどの「壁」を使わずに、蟻土だけで上に伸びていく蟻道を「空中蟻道」と呼んでいます。

見た目はまさに地中からまっすぐ伸びた煙突そのもの。”小さな体でよくこんな立派な構造物をつくれるなぁ”と感心してしまいますが、それもそのはず。

シロアリは万単位の大群で生活しているのですから大きな仕事も難なくこなせてしまうんですね。実に働き者…((+_+))

とは言っても空中蟻道は通常の蟻道と比べて支えとなる壁や柱、基礎が無いために耐久性が低く非常に脆い作りです。

シロアリは目が見えない昆虫なので、ぶつかった所を「壁」と認識します。そして「壁」に沿って蟻道を作り始めます。

高さのない廃材などに当たってしまっても蟻道を作り始めるため、その結果として空中蟻道が完成します。

実際に構築された空中蟻道は、10cmくらいで折れてしまうことがほとんどです。

ですので、空中蟻道の周りには折れた空中蟻道の残骸が山のように積み重なります。

シロアリからすると”いつか木材に辿りつける!”と蟻道の建築を続けますが、儚いことにいくら上へ上へと蟻道を作り続けても無駄な努力…

とはいえ、”空中蟻道”があるということは、それだけシロアリの巣に余力があるということ!多少の被害ではなかなか空中蟻道は見られません。

空中蟻道=”被害が甚大”または”シロアリの活性が高い”というのがこれまでの経験です。

外に構築されるシロアリの蟻道

蟻道ができやすい場所は、シロアリの種類によって異なります。たとえばヤマトシロアリは湿気の多い場所や朽ち木を好むので、風呂場やキッチンといった水回りの床下に巣を作ります。

水分を求めて移動する特徴があり、ヤマトシロアリを探す場合は水回りの床下を数カ所調べなければなりません。

一方イエシロアリは地中の広範囲や登った先の屋根裏に巣を作ります。そのため場所の目星を付けるのは困難です。

乾燥に弱い特徴がありますが水分を運べるので、湿気のない場所でも巣を作れるのです。

ヤマトシロアリと同様、光を苦手とするため住居下の暗い地面を探すとよいでしょう。

シロアリとクロアリの蟻道の見分け方

蟻道を作るのはシロアリだけではありません。

クロアリも蟻道を作る種類がいますが、シロアリのものとは特徴が異なります。シロアリとクロアリの蟻道の見分け方を紹介します。

シロアリの蟻道の特徴

シロアリの蟻道は、「蟻土」と呼ばれるもので作られています。これは土や木のカスを、シロアリの排せつ物で固めて作られたものです。

クロアリの蟻道よりも固く丈夫にできています。シロアリが通れるよう、湿っぽくなっているのも特徴のひとつです。

皮膚が薄いので、シロアリは乾燥に弱いのが特徴となっています。しかし体内に水分をため込む器官があるため、蟻道を湿らせながら移動できるのです。

床下が乾燥した場所であればシロアリの被害は受けないといわれていますが、実際乾燥した場所でも移動できます。

クロアリの蟻道の特徴

シロアリの蟻道とよく似たものに、クロアリの蟻道があります。クロアリが蟻道を作る理由は、シロアリ同様に乾燥を苦手とする種もいるからです。

クロアリの蟻道はほとんどが木くずから形成されています。そのためもろく崩れやすい特徴があります。

シロアリとクロアリの蟻道を見分けるためには、軽く触れて崩れるかどうかで簡単に見分けられるでしょう。

シロアリの蟻道は放置しておくと住宅に被害がおよびますが、クロアリの蟻道はとくに駆除する必要はありません。

ただし家の中で蟻がはいずり回るようになれば、対処したほうがよいでしょう。

シロアリの蟻道を見つけたら

シロアリの蟻道を見つけたら、そのまま放置しておくのはよくありません。かといって自力で崩してしまうと、かえって好ましくない事態を招いてしまいます。

シロアリの蟻道を見つけた際の、正しい対処法を紹介します。

蟻道は崩さない

まずやってしまいがちなものが、蟻道を全て崩す行為です。しかしこれは初動としておすすめできません。

蟻道を崩せば、シロアリの生息場所や被害範囲を特定できなくなるからです。また蟻道を崩したところで、シロアリの行動は止められません。

崩すのであれば一部のみを崩し、シロアリが出てくるかを確認しましょう。シロアリが出てきたら現在進行形で利用しているということです。

今シロアリが蟻道を使っているかという情報は、業者にとって有益なものになります。そのため蟻道はむやみに壊さず、みつけたらまずは業者に相談しましょう。

他の虫の巣ではないか確認

シロアリの蟻道によく似たものを作る虫に、「ジグモ」がいます。シロアリと同じく地中で暮らしていますが、餌を求めて地上に袋状の巣を伸ばすのです。

ジグモの延長された巣は、やわらかく糸のような白っぽい物体が目視できます。

シロアリの蟻道かどうかを確認する際は、巣を少し壊してみましょう。

やわらかくすぐに壊れたらジグモの巣を疑います。さらに崩した巣からクモが出てきたら、シロアリの巣ではないと判断できるでしょう。

ちなみにジグモは巣から出しても、人間に危害を加えるものではありません。

巣が一つとは限らないので自分で駆除しない

蟻道を見つけた場合、シロアリの巣はひとつとは限りません。ヤマトシロアリは木材の中に巣を作る場合もあり、知識がないとみつけづらいでしょう。

イエシロアリは地中に巨大な本巣を作りますが、「分巣」と呼ばれる拠点も複数作る特徴があります。

シロアリの種類によって巣を作る場所も異なり、巣の数もひとつではないことから自力で全て壊すのは困難です。

見落としなどで巣の壊し漏れがあると、シロアリはそこを拠点として再び活動を継続します。シロアリの被害を防ぐためには、業者に依頼してしっかり全ての巣を駆除してもらうのが得策でしょう。

専門業者に依頼

蟻道をみつけた場合、自力で対処しようとせずに業者に依頼するのが得策です。

専門業者に依頼すべき理由

一般の人が自力でシロアリを駆除するのは、かなり難しいレベル。

巣が複雑で目に見えない箇所に作られる場合もあり、専門的な知識や道具が必要になるからです。

単純に巣へ殺虫剤をまけば、シロアリは敷地の外へ一旦は逃げ出します。しかし全滅させたわけではないので、再び被害に遭う可能性があるのです。

そうなればシロアリ駆除は、より困難になってしまいます。

そのまま放置しておくと木材の奥深くに巣を形成してしまう場合があります。

よく考えてみるとシロアリは3億年も前から地球で絶滅することなく生存してきた昆虫なわけで、それだけ環境変化に適応してきたということです。
そんな中、重要な役割を担っていたのが”蟻道という専用道路”でした。

隠れられて、外敵から身を守れて、快適で安全。

蟻道を一部壊してみると、兵隊アリが威嚇をしつつ、直ぐに働きアリが修復を試みます。

一晩もすれば空いた穴は元に戻ってしまいます。

シロアリの蟻道を見つけたら、すぐに業者へ相談することをおススメ致します。

以下のお写真は弊社にシロアリのご相談下さったお客様宅の状態…

時すでに遅しで、家の床材をほとんど食べつくしており、床が抜け追加修繕まで発生…

ウワサの蟻道もしっかり残っており、一部のお部屋では新調したばかりの畳まで食べ散らかしていました。

シロアリから大事なご自宅を守るために定期的なメンテナンスは必要です。

目には見えない部分の被害なので専門業者に依頼しましょう。

勿論、プロジェクトホームでもシロアリのご相談をお受けしておりますのでお気軽にお問合せ下さいねm(__)m

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