2025/04/23
二世帯住宅のメリット・デメリット
家づくりをするうえで、明るくて開放的なリビングにしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
吹き抜けリビングには多くのメリットがありますが、間取りやメンテナンスのことなど、よく考えてプランニングをしなければ後悔してしまうこともあります。
メリットはいくつもありますが、同時にデメリットになってしまうこともあります。
住んでから後悔しないためにデメリットも知ることで対策もできるので納得できる吹き抜けリビングになるように家族や工務店との話し合いができるはずです。
吹き抜けリビングのメリット・デメリットを理解し、失敗しないリビング作りに繋げていただけたらと思います。
天井が高くて間取り以上の広さを感じ、壁が少ないため家の中が見渡せることで開放感があります。
外からの光が入るように計算された吹き抜けリビングであれば部屋全体に光が射し込み明るいリビングになります。自然の光が入り、家の中全体が明るくなると心も晴れやかになります。
吹き抜けと空気の特徴をうまく使うと、風通しが良くなるというメリットもあります。気温の高い日、暖かい空気は上に溜まっていくのでそのたまった空気を吹き抜けの二階の窓から出してあげるようにすると、うまく風が通ります。ただし、窓の配置や風の向き、また開ける窓の選択次第で風通しの良さは変わってきますので、設計の段階から検討してください。
一階と二階でお互いを確認できたり、楽しい音、生活音が聞こえ安心感が生まれ、会話が増えることで自然と家族とのコミュニケーションがとれます。家族の絆がより深まるかもしれません。
吹き抜けリビングがある住宅の費用は高くなると思われがちですが吹き抜けは二階の床面積が減るということで、
むしろ建築資材の費用については安くなることが見込めます。
その代わりに、吹き抜け部分の足場づくりが特殊で工事費用がプラスになるなどの場合があり、
これは建築会社によって違いがありますので確認する必要があります。また床面積が減るので、
広さを確保したい設計プランになると費用は上乗せになることがあります。
吹き抜け部分には部屋が作れないので、二階の間取りは制限されてしまいます。
吹き抜けリビングか、二階の間取りのどちらを優先するかは決めておく必要があります。
脚立や踏み台では手が届かないことも多いので、照明やシーリングファンを吹き抜け部分に設置していたり、
窓があったりすると掃除や交換などのメンテナンスが大変になります。
時間もかかり、小さな子供がいるとタイミングも気にしなければならなくなります。
吹き抜けにすると、にぎやかで明るい家につながりますが、反対にプライバシーのj面や生活音、においが筒抜けになるというデメリットがあります。
一階キッチンで料理中のにおいが二階にあがってくることがあります。
音が気になって集中できなくなるなど音の問題もあります。この問題にはしっかり対策を練っておきましょう。
寒い時期、暖かい空気は上昇するためリビングが寒くなります。広い空間をあたためようとすると当然光熱費は上がってしまいます。
地震が起きて梁の接合部分などに強い力が加わるのを軽減するためには、その上に床を作ることが効果的です。
吹き抜けの上の部分には床がありませんので、耐震強度が弱くなってしまうというデメリットが挙げられます。
また、吹き抜けリビングで人気のある大きなガラス窓も、そのガラス部分の強度や周りの壁の補強など注意が必要です。
耐震性を備えた吹き抜けリビングをつくりましょう。
吹き抜けリビングは広い空間になりますので、その広さに適したエアコンを設置することによって快適な環境で過ごすことができます。
広さに合っていないエアコンだと一部分のみしか効果がなく、さらにその空気も吹き抜けの広い空間に広がってしまうため十分な機能を発揮できません。
シーリングファンは、空気を循環してくれるという吹き抜けリビングの強い味方です。
下に溜まっている冷たい空気と上の暖かい空気を循環することで室温を一定に保つことができるため、エアコンの効率がアップします。
また、風通しを良くする手助けにもなってくれます。あまりシーリングファンのことを考えていなかったという方は、検討してみてはいかがでしょうか。
開放感にこだわるあまり転落の危険がある吹き抜けリビングになってしまっては、安心して日々の生活を送れなくなってしまいます。
転落を防止するためには吹き抜け部分にネットを貼る、リビング階段や二階の手すりの高さや隙間を安全重視のデザインにするなどが考えられます。
特に小さいお子様がいたり、これから予定のある方は注意しすぎるほど徹底して転落の対策を行いましょう。
吹き抜けリビングを光の射す明るい空間にするためには、採光を存分に取り入れられるようにしっかりと計算された設計が必要不可欠です。
強度の問題も考えながら、しっかりハウスメーカーや工務店と話し合っていきましょう。
吹き抜けリビングにすると、それに合う冷暖房設備やシーリングファンの電気代、
自分達ではできない高い部分のメンテナンスを委託する場合の費用など、継続的にかかってくる費用があります。
後で後悔しないためにしっかりと把握しておきましょう。
また、費用が思ったよりかかりそうなときは費用を抑える方法を考えたり、住宅会社に相談するなどしてみましょう。
一般的に、光熱費を抑えるためには家自体の断熱性能を強化し、冷暖房の効果を十分に発揮できるようにすることが効果的です。
メンテナンス費用は建築費にメンテナンス費が入っている会社を選ぶと長い目で見ると費用が安くなることがあります。
自分たちでメンテナンスできるような通路や機能をつけるのも方法の一つです。
メリットとデメリットは隣り合わせです。
吹き抜けリビングのメリットを存分に感じられるような設計でデメリットへの備えも万全にしておきましょう!
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